利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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364:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/04/24(日) 17:31:05.76 ID:byy5ee08o
提督「最近、ここの鎮守府に一番近い鎮守府が異様な戦果を挙げているらしい。そこの提督はとてもそんな戦果を挙げられる者ではなく、その鎮守府で何かあったと思えるくらいだ」

空母棲姫「人事異動があったとかではなくて?」

提督「そういう話も耳にしていない。一応、そこの鎮守府とここはそれなりに繋がりがあってな。お互いの状態を確認し合う為にそれなりの情報交換は行われている」

空母棲姫「……差し出がましい事だけれど、私達をここへ置いておくのは非常に危険ではないかしら。もし私達が見付かったら大変よ」

提督「その点に関してはこちらから止めているから安心して良いぞ。流石に大勢へ見付かるとどうしようもなくなるが……」

空母棲姫「では、今後より一層気を付ける事にします」

提督「ありがたい。──話を戻すが、そこの鎮守府の動きが妙な事から、何か関係しているのかもしれないと思っている。通常の手段とは思えない戦果はただただ不気味だ」

空母棲姫「通常の手段ではない……」

提督「…………」

ヲ級「偵察、してみる?」

提督「偵察? どのようにだ?」

ヲ級「ほら、私達の、艦載機を、造ってから、使って」

空母棲姫「……何を馬鹿な事を言っているの、貴女は」

ヲ級「すっごく遠くから、見えるよ! 気付かれないくらい、遠くから!」

空母棲姫「そういう事を言っているんじゃありません。私達に兵装を持たせる事に問題があると言っているのよ。私達は深海棲艦。本来は提督やここの皆とも敵なのよ。そんな相手に武器を渡すのは良くないでしょう?」

ヲ級「あ……そっか……」

提督「ふむ、悪くないな」

空母棲姫「ええ。悪く……なんですって?」

提督「二人の偵察機を使って、その鎮守府を遠くから偵察。深海棲艦の技術は我々の技術を遥かに超えている事から、気付かれないように異変が起きていないかを調べるのに打ってつけだ」

空母棲姫「却下よ。いくらなんでもそこまで許可を与えるのは、目の前の敵に刃物を渡して殺しても構わないといっているのと変わりません」

提督「お前たち二人はそんな事をしないと私は信用している。私の中では、二人はもう他の艦娘の子達と同じく仲間だ」

空母棲姫「それでもダメです。他の方々が不安に思うはずよ」

提督「ふむ。ならば皆が不安に思わなければ良いんだな?」

空母棲姫「……………………」

提督「どうだ?」

空母棲姫「……良いでしょう。必ず貴方を説得してみせます」

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