利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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350:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/04/07(木) 18:31:41.81 ID:FqZl1Y2ko
利根「ま、迷った?」

提督「やはりか」

金剛「だってだって! 方位も何も分からなかったのデスよ!? どこかの鎮守府の艦娘を見付けるまでウロウロと海を彷徨っていたデース……」

利根「なんと……。羅針盤はどうしたのじゃ?」

金剛「妖精が居ないのでクルクル回るだけでシタ……」

利根「……羅針盤は妖精が居らぬと壊れるのか」

提督「そうらしいな……」

金剛「陸へ着いても知らない場所でシタので、この鎮守府に戻るまで苦労したネ……」

提督「…………」ナデナデ

金剛「ん……♪ その苦労も、これで癒されるデス……」ホッコリ

利根「……変わらぬのう、金剛よ」

金剛「イエース! 私はいつまでも私デース!」

利根「くくくっ……。うむ。やはり金剛は金剛じゃな」

金剛「今の利根もいつもの利根っぽかったデー……ス?」フラ

提督「!」ソッ

利根「む……。大丈夫か、金剛よ」

金剛「……ソーリィ。もう……タイムアップみたい、デス……」

利根「何を謝っておるのじゃ。お主らはこんなにも頑張ってくれておるではないか」

金剛「……サン、キュゥ…………」カクン

提督・利根「…………」

金剛「…………っ」ピクン

金剛「ん……」スッ


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