利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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278:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/02/13(土) 23:07:58.15 ID:5gqbYN2eo
瑞鶴「じゃあ私や長門さんはどうなの?」

提督「瑞鶴は少女というのがピッタリと当て嵌まる。長門は……そうだな」

長門「…………」

提督「……プライドの高い女性だろうか」

長門「……なんだか私にだけ毒があるように聞こえるのは気のせいか?」

提督「まだ長門の事はよく分かっていないからどうもな。第一印象より少し踏み込んだ部分までしか判断できん」

長門「私はそんなにもプライドが高いように見えるのか……」

瑞鶴「うん」

金剛・響「…………」コクコク

提督「喋り方や仕草、自分の趣味を隠す所など特に」

長門「〜〜〜〜〜〜ッ」

提督「ついでに言うと、素直になれない不器用な子にも見える」

長門「……酷く、落ち込むなそれは…………」ズーン

響「こればっかりは性格だから仕方が無いのかな」

長門「……なるべく早く直すよう善処しよう」

提督「私は無理に変えようとしなくても良いと思うが」

長門「気休めの言葉は受け取らんぞ……」

提督「変えるなとは言っていない。そういうのはゆっくりで良いんだ。周りに迷惑を掛けている訳でもないだろう? むしろ、急に変えようとするとストレスにもなる上、周りも心配する。そういうものは自分のペースで変えていく方が上手くいくものだ」

長門「……ああ、なるほど。そういう事か」

瑞鶴「…………? 何がそういう事なの?」

長門「いや、すまん。駆逐艦の子達が揃ってこの方の事をお父さんみたいだと言っていたのを思い出してな。それでなるほどと思ったんだ」

金剛「言われてみれば確かにそんな感じもするネ。──お待たせしました。アッサムですヨ」


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