利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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187:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2015/12/25(金) 20:21:48.25 ID:HhmmbTiJo
ヲ級「ワッフル! 間宮さん、伊良湖さん、褒めてくれた!」スッ

空母棲姫「もうベタ褒めでした。甘い方も甘くない方も、初めて作ったとは思えないと言っていたわ」

長門「! ……確かに、良い香りだ」

瑞鶴「……ん? もしかして長門さんって甘い物が好きだったの?」

響「そうなんだ?」

長門「む……いや、そのだな……。…………嫌い、ではない……」

提督「そうか」

長門「……なんだ。悪いか? 悪いのか?」ジッ

提督「味の好みなど個人差が激しいものだ。好みで人を左右するようなものでもないだろう。食の好みに口を挟むような者はここには居らんよ」

長門「……そ、そうか。うむ。そうだな。味覚で人は決まらない」

提督「ああ。だから、これからは間宮と伊良湖が甘味を振舞った時も遠慮なく口にして良いぞ」

長門「〜〜〜〜〜〜っ!」

提督「恥ずかしがる事でもない。どうせ向こうでは口にしたくても出来なかったのだろう? ここならば誰も気にせん。むしろ、間宮も伊良湖も手を付けない事から甘い物が嫌いなのかと思っていると言っていた」

長門「……変ではないのか?」

提督「どこが変になるんだ。さっきも言ったように好みなど個人で大きく違う。堂々としていれば何もおかしく思われん。むしろ変に気にしていると周囲もおかしな目で見るぞ」

長門「なるほど……ふむ……」

提督(……長門も頑固な子か。……いや、プライドが高いのか? 自分の好きな物を抑えつけても仕方が無いだろうに)

金剛「お待たせしまシタ」

ヲ級「紅茶、初めて……!」キラキラ

金剛「紅茶は良いものデース。きっとお二人も気に入ってくれマス」スッ

ヲ級「♪」ワクワク

提督「さて、全員に行き渡ったようだ。頂こう。──ヲ級、少ない包みの方が甘くない方か?」

ヲ級「うん!」

提督「うむ。分かった」スッ

響「じゃあ私達はこっちだね」スッ

長門「…………」スッ

空母棲姫(素直に甘い方を手に取りましたね)スッ

飛龍「私も甘くない方を頂きますね」ヒョイ

提督「ふむ、珍しいな」

飛龍「たまには良いかなって思いまして」

提督「そうか。──では、私も頂こう」モグ

ヲ級「どうっ?」ワクワク

提督「ふむ……バターの味がとても良い。これは紅茶とよく合う」ズズッ

金剛「甘い方もとっても美味しいデース!」

瑞鶴「これが初めてなんて、とても思えないわね……」

響「才能かもね」

ヲ級「えへー」ニコニコ


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