利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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143:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2015/12/14(月) 19:31:10.88 ID:LwV9gPUqo
瑞鶴「じゃあ、また明日ね。お茶とかお菓子とか美味しかったわ」

響「おやすみ、司令官」

金剛「グッナイ、テートク、利根」

提督「ああ。また明日も頼む」

利根「良い夢を見るのじゃぞー」

ガチャ──パタン

提督「さて、私達もそろそろ寝るとしようか」

利根「うむ、そうしようかのう」

提督「もうすっかりとここで寝るのが当たり前になったな」

利根「何年もずっと一緒に寝ておったからのう。もはやこうでなければ熟睡できぬようになったぞ」

提督「もう三年になるからな」

利根「じゃのう。随分と長いようで短いものじゃ」

提督「時間の流れなんてそんなものだ。存外に時間というものは速く流れていく」

利根「本当じゃ。我輩も随分と物事を覚えてしもうた」

提督「そうだな。そこでだ利根。お前が頑張ってきているのを私は良く知っている。希望するなら何かを与えようかと思う」

利根「なぬ? それは本当か?」

提督「ああ。何か欲しい物はあるか?」

利根「欲しいモノ……のう。あるにはあるが……」

提督「そうか。ならば言ってみろ。問題が無ければ取り寄せるぞ」

利根「ふーむ……じゃが、のう……」

提督「歯切れが悪いな。そんなに難しい物なのか?」

利根「難しいと言えば難しい。いや、とびきりに難しいやもしれぬ」

提督「ふむ。まあ、言ってみろ」

利根「……うむ。そうじゃのう。ダメ元で言ってみるかの」チラ

提督「ん? 私の手を見てどうした?」

利根「…………すぅ……はぁー……」

利根「……提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」


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