利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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114:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2015/11/19(木) 11:43:20.66 ID:DUFOBdUYo
提督「私としては鎮守府の外にも目を向けて欲しいのだが、どうしてか全員が興味を持とうとしなくて困っているくらいだ」

長門「それはもう、そういうものだと諦めておく方が良いと思うぞ。私たち艦娘にとって、提督と鎮守府が全てだ」

提督「例外は目の前に居るようだが?」

長門「……意地の悪い人だ。貴方も提督であり、ここは鎮守府。それで良いだろう?」

提督「くっくっ。そうだな」

長門「……………………」

提督「どうした」

長門「いや……そういう笑い方もするのだなと思ってな」

提督「……似合わないとかは言うな」

長門「では、この言葉は呑み込んでおこう」

提督「そうしてくれると助かる。──さて、来たようだぞ」

…………コンコンコン──ガチャ──パタン

金剛「ソーリィ。遅くなってしまいまシタ」

瑞鶴「ごめんね。金剛さんと同じで話し込んじゃった」

響「イズヴィニーチェ……」トトト

響「…………」ギュゥ

提督「構わん。今はまだそういう時であってもおかしくない。むしろ、姉妹と話していて楽しかったかどうかを聞きたいくらいだ」

響「楽しいよ。本当、時間を忘れてしまいそうになるくらいにね」

金剛・瑞鶴「……………………」

提督「金剛、瑞鶴、どうした?」

瑞鶴「あの、さ……怒らない……?」

提督「何の事かは分からんが、言ってみろ。怒るかどうかなど聞く前からは分からんよ」

瑞鶴「えっと……心配してくれる翔鶴姉ぇと何気ない話とかしているのは、楽しいって思ったと同時に……ちょっと辛かったかも」

金剛「私もデス……」

響「…………?」

提督(……そういえば、長門はさっき『姉妹の交流』と言っていたな。という事は、向こうでは姉妹の交流をするのは珍しかったのか? その珍しい中にあったのが金剛と瑞鶴だったのかもしれん)


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