魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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94: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/05(土) 01:03:07.31 ID:X+mP6cx90



勇者「しかも魔力転換効率は倍々だよ。
   学院には20個しかない、
   魔法石もそりゃもうたーくさん」

戦士「……………そりゃ、追われるわ。
   学院の大口の収益を潰したわけだ」

盗賊「それだけではありません。
   権利を保有している講師の面目も潰されました。
   学院の怒りは激しく、多くの追跡者を放ったそうですが、
   そのほとんどが帰ってこず、ついには市井に頼るようになりました」

戦士「でも、おかしいじゃないか。
   解析は禁じられているんだろ?
   リース料払うのが嫌だからって同じものを作ってしまっては、契約違反だ。
   学院に差し押さえられちまうだろ」

勇者「それが平気なんだなー。
   …いや、平気じゃないけど、平気なの。
   鉱山都市には強気に出られるだけの事実があるの」

戦士「??どういう意味?」

盗賊「証明しようがないのですよ。
   なぜなら、学院の誰にも、魔力炉の技術解析ができないのですから。
   機械を作れてメンテはできても、肝心の炉心から先が完全なブラックボックスなのです。
   魔力炉は魔法の王国に3基、鉱山都市の新型に1基あります。
   王国は1基を貸し出し、1基を研究、1基を実用化していましたが、
   4年経ち、鉱山都市から1基が戻っても、全く進捗はないようですな。
   魔女も、彼らでは200年はかかるね、だとかなんとか」

勇者「どうやって魔力に転換してるか、という事よりそもそも、
   魔法石ひとつにしたって、
   それが鉱物なのか陶器なのか、それとも硝子なのか、
   僕らにはさっぱりわかんないんだよ」

戦士「………えええー…」

盗賊「魔力紋、というものがあるでしょう」

戦士「あー。魔力は人によってそれぞれ違うってやつだろ」

盗賊「これも彼女の発見です」

戦士「はああああああー?」

盗賊「今でこそ魔力紋は学院に鑑識チームが生まれるまでになりましたが、
   発見された7年前当時では晴天の霹靂とも言える発見でした。
   この論文の発表は彼女の名声と悪名を大きく高めたのですが、
   要するに魔法石にしても、
   それを利用した機械にしても、
   それぞれ魔力紋があるのです。
   魔法石は3日で自然に魔力を失ってしまいます。
   鉱山都市で魔力を溜めた魔法石を利用した機械は、
   鉱山都市で生み出された魔力の魔力紋でしか動かないのです。
   そして、鉱山都市の魔力炉で生み出された魔力は、
   魔法の王国の魔力炉のものと、魔力紋が違っていました」






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