魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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90: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/05(土) 00:56:41.16 ID:X+mP6cx90



廃棄場。
ゴミ捨て場。
ゴミは燃やしてしまうものだ。
当然鉱山都市でもそれは同じ。
この大陸ではどこだってそうしてきた。

…そのゴミが、燃えれば、だが。

金属となればそうはいかない。
廃棄金属は、基本的には再利用する。
溶かして鋳型に流し込み、インゴットにして市場に戻る。

だが時に、その廃棄金属が大きすぎて、
再利用すればコストが高くなり、収益が見込めない場合や、
比率の狂った合金、
錆びて使い物にならない金属など。

そうした、「終わった」ものたち。
そういうものは全てここに棄てられる。
なにせ燃えないし、
溶かそうにも金属は成分として安定しすぎているので、
棄ててしまう方が効率が良いのだ。

視界に広がる終わった金属たち。
150年間棄てられ続けた金属たちはもはや、
城ひとつ入りそうな大穴から溢れ出しそうなほど積み上がっている。


戦士「なんだ、これ」

勇者「魔女の昔の家」

戦士「………はぁ?」

盗賊「3年ほど前、ここに魔女が居たといいます」

戦士「ここ、とても人が住めるところじゃねぇだろ」


なにせ、ひどく臭う。
腐った金属の臭い。
鼻にねじ込まれるような抵抗感を持ち、
眼球の奥を灼くような。






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