魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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501: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2016/07/11(月) 19:30:24.05 ID:UgjJ0tqW0



魔神「…なかなかの練度だ、魔法使い」


だが慮外にも、浴びせられたのは大剣ではなく、言葉だった。
突然の魔族からの賞賛に、彼女は二度と開かぬはずの目を大きく見開いた。


魔神「剣腕、魔法ともに申し分ない。
   だがそのいずれも我を傷つけるには至らぬようだ。
   驚嘆すべきは疾さだが…目に留まらぬほどでもない」

賢者「………お褒めの言葉ありがたく頂戴するわ、魔王さま。
   死ぬ覚悟はできているわ。
   さっさと殺しなさい」


魔神は大剣を構える事なく強く床に突き刺し、
そのまま座り込んだ。


魔神「行け、魔法使い。
   今なら落ち延びる事もできるだろう」

賢者「……………は?」

魔神「見逃してやる。
   生き延び、研鑽を積むがいい。
   我と戦える強さを掴むまでな」

賢者「…契約者の命令に背くの?」


魔法王は、魔女の術式を解析したと言っていた。
それが真実であるならば、召喚に応じた魔族は術者と契約を交わし、
その契約に縛られるはずだ。
契約者と魔族は魔法によるパスが繋がり、互いの魔力を譲渡し合う事ができる。
それによる肉体的な影響やら精神的感応やら色々とあるらしいが、
詳しい事はわからない。

ただ、その契約は次元跳躍を可能にする条件とも言うべきもので、
その順守は絶対であるはずだ。
内容についておおよそ考え至る事は契約者への絶対服従。
明らかに魔法王を上回る存在が命令に従っていた事からして、
契約とはそれに近いものだと考えて自然だろう。





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