412: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/12/30(水) 01:44:22.42 ID:+mjVyJCo0
見習「話がついたようで良かったよ。
じゃ、俺は―――」
部下「お待ちください」
見習「………へいへい」
マジで貧乏くじだ、と盗賊は思う。
確かに死ぬよりはマシなんだろうが、
助けたっていうのに、この仕打はないんじゃないだろうか。
憲兵「ああ、すまない。
俺も彼女には同意見なんだ。
君には、しばらく我々と行動を共にしてもらいたい」
見習「そりゃねーっすよ。
俺には、今日の事を国に報告する義務が…」
憲兵「助けてもらった事は確かだが、
看過できん事もある。
我々は二人だ、味方は少ない。
協力者が手に入るチャンスは逃したくないんだ」
見習「今がチャンスなのか?
言っとくが俺は使えねーぞ、お断りだ」
憲兵「…どうしても承諾してもらえないのか?
強制は、できるだけしたくないんだ」
見習「…へっ、あんたがどんだけ強いか知らねぇが、
逃げ足には自信があるんだ。
なんなら騒ぎを起こしたっていい。
あんたらには困るだろ?」
憲兵「そうか。なら仕方ない」
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