魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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36: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:33:09.87 ID:tNq3pxyB0



戦士「………ぁ、」

勇者「代表は…そなたか?」

戦士「…い、いや」

勇者「そうか。デーモンを相手によく戦った」

兵長「…勇者どの、と申されたか。
   町長は戦いの折、身罷られてしまった。
   しがない辺境の町の衛兵だが、
   私が代わりに伺おう」

勇者「…町長殿にご冥福を。
   私は中央王国軍中将、第6師団長、名を勇者という。
   この地に貸し与えていた駐留軍の返還を任され参ったが、
   魔物に襲撃されているとは。
   駐留軍に生き残りは居るか?」

兵長「駐留軍は…全滅した。
   ここに居る兵はみな、この町の衛兵の生き残りだ」

勇者「仕方ない、連絡を取り人員を補充しよう。
   …この町は中央王国の保護下となる。
   そなた達も、私の指揮下に入れ」

兵長「お言葉だが、少し言い分が勝手ではないか?
   この町はこれまでずっと独立を保ってきた」

「そうだ!今までどれだけ嘆願しても無視してきたじゃないか!」
「俺達の町は俺達のもんだ!」
「帰れ!二度と来るな!」

勇者「…………私が来なければ皆殺しにされていたのに、か」

兵長「…そうではない。
   助けて頂いた事には、みな感謝している。
   併合するというのなら、その口実が欲しいのだ」

勇者「………。
   みな、よく聞け!私の額の紋章を見ろ!!
   この紋章は神託の証だ!
   私は魔物を討つため神の意思により生まれた!!
   もう魔物に怯え暮らす必要はない!!
   戦える者は武器を持ち、私と共に戦え!!
   魔物どもを根絶し、人の世を取り戻すのだ!!!」







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