240: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:43:08.54 ID:HzNUYnay0
第3ラボ地下フロアから続く通路を進み、
その先の扉を蹴破ると、大きな縦穴へと繋がっていた。
魔力灯が作動している。
地上フロアから爆発音が続いているが、
コンクリートというのは本当に頑丈なのか、
ここまで延焼はしなさそうだ。
賢者「……………」
戦士「どうした?」
賢者「部下を大勢付き合わせてしまったわ。
…ま、執行部隊を見殺しになんて、
今まで何度もしてきたけど」
戦士「……………そうか」
賢者「意見を同じくして、共に使命に殉じようとしたのは…。
初めてだわ」
縦穴を降りる。
50メートルはあるだろう。
しかし、壁はここまでもコンクリートで出来ている。
…立方メートルあたりで豪邸が建つのではなかったか。
賢者「最下層に到着ね。
ここに身を隠して、機を待ちましょ。
近衛師団が到着したら、
見つからない事を祈るしかないけど…。
といっても、随分遅いわね」
戦士「…ここ、なんのためのフロアなんだ?」
賢者「さぁ?
一応探索してみる?」
ここ、研究所っぽくない。
と、言うより、むしろ―――
585Res/472.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20