241: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:43:38.39 ID:HzNUYnay0
戦士「………おいおい」
隅の鉄扉を開けると、
小さな居住空間が広がっていた。
簡素な木机と、ベッド。
むき出しの厠。
他には、
…なにもない。
戦士「ここ、牢獄じゃないか」
賢者「なんで魔研の地下に牢獄が?
…っていうか、
深すぎでしょ。どんな極悪人なんだか」
戦士「じゃあ、他の扉は看守の部屋って事になるのか?」
賢者「さぁ。開けてみれば?」
向かいにある扉を開ける。
扉を少し開くと、
…どこか、懐かしい臭いが、した。
賢者「なにここ。
ずいぶんプライベートな研究室ね」
ともすれば、キッチンのような研究室。
調理器具がフラスコやビーカーなど、実験器具にすり替わったような。
広いテーブルには不思議な機械や部品が散乱していて、
隅にはいくつかのインゴットが転がっている。
585Res/472.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20