魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
1- 20
239: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:42:31.32 ID:HzNUYnay0



賢者「…うふふ。
   言ってる事、無茶苦茶よ。
   わかってる?」

戦士「うるせーな、わかってるよ」

賢者「仕方ないわね。
   …生きてあげるわ。
   逃げ道、わかってる?」

戦士「…わりぃ。
   教えてくれ」

賢者「駄目な男ねー…」

戦士「うっせばーか」

賢者「ちょっと待ってね。静かにしてて」

戦士「はぁ?…ま、いいけど」


しばらく、息を潜め、待つ。
数秒後、地上フロアで大きな爆発音。

…知覚魔法の範囲を広げる。

地中に伝わる音の反響を感知。
反射音を測定、距離を計算。
再構成、映像化。
地下層はアリの巣状に広がっているようだ。
中央に大きく筒のように空いた空間がある。
…地中に埋め込まれた塔のようだ。
螺旋状に階段が続いている。


賢者「…ここから、中央の縦穴に逃げられるわ。
   何箇所か、壁があるけど、
   魔法でなんとかなりそう」

戦士「魔法使いの知覚力、か」

賢者「うふふ、役に立つでしょ。
   うまく使ってね」

戦士「気持ちわりぃ言い方すんなっ」

賢者「あら、私の命、もらってくれるんじゃないの?」

戦士「こ、言葉のあやだよっ!」






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
585Res/472.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice