魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
1- 20
24: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:21:31.06 ID:tNq3pxyB0



―――わかった。無事でいてくれ。

魔女「ふふ、余計な心配だよ…」

魔女「……っち」


しまった。
囲まれている。


魔女「私にも、魔物と戦った経験くらい…。
   私は…。
   彼よりもずっと長く、お前たちと戦ってきた。
   来るがいい。この距離なら、雑兵の魔物程度、一掃してやる」


使い魔への魔力を切る。
この先は、彼には聞かせたくない。


魔女「どうした?魔界の『獣』たち。
   知性と魔力を持つ者には、本能的に従うのか」


魔物たちが一斉に駆けてくる。
この程度の数なら、さっきと同じように………

びくん、と耳の奥で音がした。

身体が、

動かない。

魔物の爪が迫る。
何が起こったのかわからないが、
麻痺はすぐに解けた。

しかし。間に合わない。


魔女「………くぅっ……!!!」


腹部を抉る、魔物の爪。
溶岩のような血が、口へとこみ上げてくる。


魔女「う…ああああああ!!」







<<前のレス[*]次のレス[#]>>
585Res/472.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice