魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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233: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:38:41.49 ID:HzNUYnay0



賢者「あれ、居ない?」


施設の外を見張る使い魔の視界にも、
遠くを見渡す知覚魔法にも、戦士の姿が無い。
戦士に気配遮断が使えるわけがない。


賢者「見失った…?
   そんなわけ…」


ま、いいか。
きっと無事だろう。

もっかいくらい会っとけば良かったかも。
まだあの子の事、全部話してないのに。

お人好しの斧槍使い。
凄く強い癖に、たまに自殺志願者みたいな目をする。
男やもめに同情するわけじゃないけどね。


賢者「ふぅ。


   ん…、あれ?」


天井が壊れる音がして、

なんか気配が近付いてくる。

っていうか、降ってくる。


「ぉぉぉぉぉぉぁぁぁあああああああ!!!!」


賢者「は、はぁ!?」


降ってきた斧槍を担いだ男は、
地面すれすれで、ぶわっ、と空気のクッションみたいなもので減速して、


戦士「………へぶっ」


どんくさく、地面に叩きつけられた。






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