魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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230: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:36:24.13 ID:HzNUYnay0



盗賊「!?」

戦士「………賢者」

盗賊「……………旦那。あんたは」

戦士「どうした?
   襲撃は…」

賢者「ごめんね。
   でも、その男はもういいから。
   …さっさと逃げてよ。
   あんたには、見られたくないの」

盗賊「………そういう事ですか。
   旦那は、最初から」

戦士「勘違いしてんじゃねぇ。
   賢者は俺の仲間だ。
   お前が執行部の襲撃対象にならないように、
   手を回していたんだよ」

盗賊「…どういう事です?」

賢者「戦士はあんたの護衛って事よ。
   …そろそろ始まる頃ね」


突然、大きな耳鳴りのような音がして、
一斉に魔力灯が消えた。
窓のない研究所。
コンクリートは光を通さないのか、
所内は完全な闇に塗りつぶされる。
近くに居るはずの盗賊の姿すら判別できない。


戦士「賢者!!待て!!!
   何をする気だ!!!!」

賢者「ごめん戦士。
   あの子との約束、守れない」

戦士「馬鹿言え!!
   くそっ、盗賊!
   魔力灯持ってねぇのか!?」

盗賊「すみませんが、持ちあわせがありません。
   …夜目は効く方です。
   先導しましょう」






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