魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
1- 20
198: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:06:28.72 ID:HzNUYnay0



賢者「…と、いう事らしいわ」

見習「……………すみません」

賢者「念信は時間と場所をよく選べって言ったでしょ?
   どこで連絡したの?」

見習「えーっと、町外れのどこかで…」

賢者「…失敗例にもならないのね。呆れたわ」

見習「ほんと、すみません」

賢者「戦士が護衛についてるなら、
   誘拐は絶対に不可能よ。
   …どーしようかな」

見習「中止しないんですか?」

賢者「国家直々の命令なのよ。
   私達に拒否権があるわけないでしょう」

見習「…そーですけど」

賢者「あーもう、めんどくさいわねー。
   仕方ないから外出したところを狙いましょ」

見習「外、出ますかね?」

賢者「出なかったら無理。
   強襲して全員で戦士に殺されればいいわ」

見習「そ、そんな」

賢者「んー………」


私の使い魔は鳥。
私が魔力を通せる最小の生き物。
このサイズで限界。
虫を使い魔にするとか神業だと思う。
鳥の視界に映る戦士がこちらを見ている。
鋭いなぁ。
結構離れてるのに。

戦士はぱくぱくと口を動かす。

こ、ん、や、ひ、と、り、で、こ、い。

……………うふふ、生意気。
言われなくても行ってあげるわよ。
私だって困ってるんだから。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
585Res/472.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice