125: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/05(土) 01:41:47.67 ID:X+mP6cx90
勇者「戦士!!!無事!?」
戦士「ああ、すまん。
なんとか撃退したよ」
勇者「もう!!!魔法を使わせちゃ駄目って言ったでしょ!?」
戦士「こんなところまで落とされちまった」
勇者「……心配、したんだよ」
戦士「…すまん」
勇者は落ちてくるなり、抱きついてきた。
細い腕と、小さな身体。
何度も思うが、とてもこんな小さな娘が、
あれだけの力を持っているとは、
この目にしなければ信じてはいないだろう。
勇者「勝ったんだね。さすが戦士だ!」
戦士「際どかったけどな。
強かった。勝てたのが不思議なくらいだ。
深手は負わせたけど、逃しちまった」
勇者「まずいことに、守衛たちが起きてきてるんだよ。
これじゃ炉心は見れないや」
戦士「そうなのか。
ここ、どこかわかるか?」
勇者「廃坑のひとつだね。
風が吹いてるから、出口は近いよ。
とにかく街に戻ろう」
戦士「ああ」
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