126: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/05(土) 01:42:56.17 ID:X+mP6cx90
盗賊「お帰りなさい。
首尾は如何ですか?」
勇者「敵は倒したけど、炉心は見れなかった。
今頃騒ぎになってると思うよー」
戦士「死ぬかと思ったよ」
盗賊「左様ですか。
強敵だったようですね」
勇者「もお〜聞いてよ〜、
賢者とかち合っちゃってさあー」
盗賊「おやおや、まさか化けて出られているのですかね」
戦士「賢者ってそんなに有名なのか?」
盗賊「大陸で唯一勇者殿と互角に戦える人間ですな。
今まで何人彼女に殺されたかわかりません」
勇者「でもねでもね、戦士は勝ったんだよ!!」
戦士「次やったらわかんねぇよ」
盗賊「…これは想像以上ですな。
まさか死神とまで言われる彼女を、勇者殿以外に撃退できる人間が居るとは」
勇者「ほんと連れてって良かったよー、
戦士居なかったら一度死んでるしー」
戦士「お前も殺される心配あるんだな」
勇者「そりゃ死ぬよー、あいつは別格だしねー」
勇者は足をばたつかせながら、ベッドに寝そべっている。
思えば、今まで勇者の普段の姿を見る事はなかった。
俺にとって優先すべき事しか見えていなかったからだが、
そういえば、俺にはひとつ知らない事がある。
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