124: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/05(土) 01:41:12.30 ID:X+mP6cx90
賢者「あんた、この先どーすんの?」
戦士「とにかく、中央王国の王都に行こうと思ってる」
賢者「そ。
じゃ、王都で会いましょ」
戦士「…大丈夫なのか?」
賢者「何度も行った事、あるわよ。
ホロスコープの事はその時教えてあげる」
戦士「…ああ、頼む。心強いよ」
賢者「あんまり過度な期待はしないでね。
私にできる協力は限られてるから」
戦士「…一人で、戦う覚悟をしてたから。
協力者が居るのは嬉しい」
賢者「そうだ、眠らせておいた守衛は、全員起こしておくからね。
炉心は、勇者に見せるわけにはいかないのよ。
彼女の遺言だからね」
戦士「わかった。色々すまない」
賢者「うふふ、次戦う時は負けないからね」
突然風が吹いたかと思うと、
賢者の姿は消えていた。
…本当に心強い。
勇者と互角の戦闘力。
魔法の知識。
かつての魔女の姿を知る、協力者。
今の俺に、これ以上の仲間は居ない。
戦士「…王都で会おう。
よろしくな、賢者」
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