123: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/05(土) 01:40:23.24 ID:X+mP6cx90
賢者「………あーもう、見つかっちゃった」
戦士「え?マジで?」
賢者「私は見つかってないけどね。
風魔法で隠してるから、身体の雷とやらは、
私のは見えないはずよ」
戦士「まじか。すまん」
賢者「いいわ。
本来ここで話す事じゃないし。
ほら貸して」
戦士「え?」
賢者「あんたの武器に私の血、つけるの」
戦士「なんで?」
賢者「私と戦って、私には深手を負わせたけど、
逃げられたって事にしないと。
長くは持たないくらいがいいかな」
戦士「切るのか?」
賢者「まさか。
血をかけるだけよ」
賢者は懐からなにやら袋を取り出すと、
ハルバードに袋から赤い液体を浴びせ始めた。
戦士「それ、血か?」
賢者「そ。
でもこれだけじゃ駄目かな」
赤い液体は少し黒ずんでいるが、
賢者がごにょごにょと呟くと、
血液のようにみるみる鮮血を思わせる朱色に変わっていった。
戦士「え、なんで?え?」
賢者「負傷した時の輸血用よ。
氷魔法で冷凍保存してあるの。
リアリティを出すには動脈血にしないといけないから、
風魔法で酸素を取り込ませてる」
戦士「意味がわからん」
賢者「わかんなくていーの」
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