魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
1- 20
114: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/05(土) 01:30:05.43 ID:X+mP6cx90



勇者「はいはーい。
   逃げても意味ないからね」


雑魚狩りはつまらない。
導士レベルの魔法なんて、それほど殺傷力はないし、
雷魔法が使えなくても、剣だけでなんとかなる。
そりゃ中には強いのもいるけど、
そういった魔法使いは身体能力に欠けてるし、
その程度に苦戦するなら、伊達に師団長を張ってない。

魔法使いたちの知覚力は確かに厄介だけど、
そういった点ではこっちにも似た力もあるし、
先手を取られなければ、あとはもう狩りの時間。
眼に込めた魔力を戻す。
眼前では最後の一人であろう、右足を失った魔法使いが、
逃げようと這いずっている。


勇者「うーん。どうしよっかな。
   この際、ずっとやってみたかった事、試してみよう」


魔法使いが小さく悲鳴をあげる。
眼にまた魔力を込める。
人間の身体を流れる、小さな雷。
これがなんなのか、さっぱりわからないけど、
どうも人間っていうのは、小さな雷で動いているらしい。

左肩と右脇腹に手を当て、

…ほんの、少しだけ。






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
585Res/472.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice