497: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/04/28(金) 01:50:31.10 ID:p2ihM7JsO
榊博士の見立てでは、これも"赤い雨"の影響による可能性が高いらしい。
既に何体か撃破された赤い"神機兵"の、まだアラガミ化を免れていた部品と偏食因子の形質を調査した結果、
それらは全て、ジュリウスが指揮を執った以降の世代のものであると断定されている。
つまりは、"黒蛛病"患者の偏食因子を注入された"神機兵"がその前身ということだ。
フライアの管理問題は置いておくとして。
"統制"によって何らかの影響を受けた"神機兵"の偏食因子が、制御を失った上で“赤い雨”と接触、活性化したと考えれば、
私の身に起こっている事も踏まえ、幾らか辻褄は合うかもしれない。
ただ、そう仮定すると気になるのは、"神機兵"が変異したタイミングだ。
原因が偏食因子の変化と"赤い雨"にあるなら、何故今になって同時多発的な変異が起こったんだろう。
ジュリウスが"神機兵"を率いてから、たったの一回も"赤い雨"が降らなかった、なんてことはもちろんない。
"神機兵"にしても、その時ごとの戦場に遺棄されている事実がある以上、全てがほぼ同じ時間に棄てられていた、と考えるにも無理がある。
残る線は、"神機兵"に変異の可能性を与えた"統制"の"血の力"だ。
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