411: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/08/08(月) 01:27:01.03 ID:e5rvTB2yo
その直後、頭上で光が弾けた。
続く閃光は天井に穴を開け、崩れた瓦礫が私達の退路を塞ぐ。
手筈通り、シエルが分断を実行してくれたおかげだ。
あちらも動き始めた頃合いだろう。
意識を正面に向ける。
体勢を立て直した一体の後方では、既に複数の"神機兵"が列を成し、その赤い眼で私達の識別を終えていた。
ここから伸びる通路を抜ければ、あるのは"神機兵"の保管庫だ。
フライアがレア博士の知る頃と同じ体制を取っているのなら、出撃を待つ"神機兵"の大半はそこで眠っている。
"黒蛛病"との関連性は見えないけど、フライアの戦力を足止めする最適解は、まずここを抑えることだ。
534Res/441.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20