410: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/08/08(月) 01:21:48.26 ID:e5rvTB2yo
「シエル、後はお願い」
「了解。……無理は禁物ですよ」
シエルとナナに、頷きを返す。
彼女らの表情から落胆の色は消えずにいるものの、優先すべき事柄に異議を唱えようとはしなかった。
傍に来たギルと視線を交わし、私達は二人、隊列から離れる。
神機使いとして部隊に組み込まれた、その役割を果たす時が来た。
扉が開き切らない内に駆け出した私は跳躍し、展開した神機の盾で呆けた"神機兵"の胸部を殴りつける。
よろめいた傀儡にギルが追撃を加えると同時に、私達はこれまた人が使うには広すぎる通路に押し入った。
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