【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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257: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/02/19(金) 02:38:00.59 ID:FLcWsv7Mo
撃ち出したオラクルはアラガミに命中するも、眼前で組まれた両腕の盾によって、直撃は阻まれていた。
それでも、こちらの狙いに沿えてはいる。
やや前方に着地した私は神機を変形させ、隙のできた前脚の関節部に、槍を突き立てた。

……その行動理念は、やはり父の言葉と似通ったものになっているかもしれない。
だけどこれは、外での経験に基づいた、私の信条だ。
何より私は、彼の忌避したものを力として行使している。
彼の言葉を借りただけの存在には、ならない。

私の攻撃に続き、同じく薙ぎ払いを潜り抜けてきたギルとナナも、それぞれ前脚と後ろ脚に衝撃を与える。
アラガミは低く唸り声を上げるも、怯み切ることはない。
両腕を掲げ、引き戻した尾針と共に、餌の調理にかかる。
振り下ろされた凶器を3人が受け止めたその時、アラガミは動作を止めた格好となった。

絶好の機会を、物陰で窺っていたシエルの銃が射抜く。
弾丸は半開きの口部付近に吸い込まれ、今度こそアラガミを怯ませた。
頭上からの圧力が緩んだ隙を突き、盾で弾いて抜け出た私は、その箇所に追撃を加える。
外殻ごと筋繊維が抉り取られ、アラガミの奇声と共に体液が噴き出す。
そのまま捕喰形態に移行した神機を喰らいつかせ、私は距離を取った。
同じく足元にいた2人もそれぞれ捕喰行動を取らせ、私に倣う。



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