211: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/01/12(火) 02:04:48.50 ID:sot8cAHCo
「……ぁあああああっ!!」
銃形態に移行させた神機をアラガミの顔面に押し当て、残留していたオラクルを全て吐き出す。
油断しきっていたアラガミは思わぬ反撃に戸惑い、煙を上げながら後ずさった。
その隙に、肩ごと痛めた左腕をぶら下げ、竦んだ足を奮い立たせる。
相対するアラガミは顔面を負傷し、カバーの下の青い体組織を覗かせていた。
立てはしたものの、もう限界だった。
今の姿勢を維持するだけで精いっぱいで、頭は痛みと蓄えた記憶が氾濫していて、意識は既に朧気になっている。
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