【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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112: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/06(日) 01:09:28.84 ID:CwQRhC1A0



「いやーありがとう!あなたのおかげで研究が捗りましてねぇ!!」
「自立制御装置の完成まであと一歩というところですよ!まぁ、その一歩というのが最大の難関なんですがねぇ――」

無人制御式"神機兵"の開発も残すは科学者側の調整を残すのみとなり、私の"特務"は終了した。
研究段階もいよいよ大詰めというところで、九条博士は熱に浮かされたように、無人制御の哲学を語っている。

「――いいですか、無人型の"神機兵"はパイロットが不要なのですよ!この意味がわかりますか!?」
「破壊されても誰も傷つかない!!……そりゃあ私の心は痛みますがねぇ――」

標的のみを撃滅し、誰一人として傷つけることのない、機械の人形。
思想の響きは魅力的だし、九条博士にも有り余る熱意はあるけど、以前の動作テストの印象からか、"神機兵"にはどうにも頼りない印象がある。
今回の"特務"の主眼として置かれていた装甲面はともかく、また不測の事態に動作しないなんて事があれば。
……まだ乗り込めるようにはなってるのかな、アレ。

「――おっと、言い忘れていましたが、私の"神機兵"にはもう搭乗できませんからねぇ!」
「よしんば強行したとしても、もう内部構造もレア博士の主導するそれとは全く異なっていますから!!」

……残念。
九条博士の熱もだいぶ収まったようなので、ラケル博士から預かっていた手紙を渡しておく。



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