男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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99: ◆SetoseN//M[saga]
2016/03/14(月) 16:33:41.89 ID:6VveQ9Lko
店主「それで、座敷牢の魔女は旧家なんだろう?」

店主「近くに空き地がないどころかそもそもに敷地が広くておそらく俺では行けないだろうな」

店主「退魔系のアイテムを作ってるとなれば尚更な」

店主「ま、そんな感じでこの家というか俺がか、万能ではないと思ってくれるとありがたいね」

店主「所謂万能さという奴は自由と引き換えに失ってしまったのさ」

男「そりゃ件の能力は万能だっただろうさ」

店主「ただ、その強さは不自由さの上に成り立っていたのさ」

店主「俺が世界を動かしているというよりは、世界に俺が動かされているような物だったからな」

店主「まぁ、大方の不可思議はそうなのだが」

店主「それにああいう所には俺はどうにも悪評でね」

店主「近づかないに限るのだよ、本当に」

男「君、バラ撒いてる側だもんね」

店主「ふふふ、そういう意味でもこの街は居心地がいいわけだ」

同「この街はボクと国津神が担当してるから攻撃されないもんね」

店主「国津神の末裔と吸血鬼の末裔がいる街だ、そもそも魔除け等の需要はなかったろうな」

男「その割には、やたらゴロゴロいると思うけれど」

店主「それは近年の話だろう、ここ百年程度、現人神も吸血鬼も力がなかったのだからそうもなろう」

店主「それにこの街じゃなかろうがゴロゴロしてるものだ、気付けないだけで」

男「ま、そういうものなんだろうね」



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