男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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◆SetoseN//M
[saga ]
2019/02/11(月) 23:40:58.56 ID:wFvRnwZWO
男「いたずらに使うような奴がいたとしても自業自得さ」
「ふむ、お主のような奴が、か?」
男「いやまぁ確かに、学校から見たらいたずらに利用しているわけだけれども」
「学校の怪談、以外の存在に話題を奪われるのは好ましくないが」
「不可思議の話題が上がることは好ましいことだ」
「故に廃校舎の管理人、いや学校の付喪神としては人間がどうなろうとあまり関係ない」
「ここに留めろというのならば聞いてやらんでもないぞ」
「君たちのルールには大変助かっているからね、このままたくさん死んでくれるとなお良い」
男「たくさん死にたくないんだけれども」
男「しかし、この階段の詳細は神様でもわからないんだね」
男「不可思議屋をここまで呼ぶか、巫女さん呼ぶか」
「あの吸血鬼はどうした、食わせれば良いだろう」
「それとも食われると困るのか?」
男「いや、学校の怪談みたいにしっかりとした管理人がいるのなら別だけれども」
男「彼女の基本は人に害するものなら見敵必殺」
男「登った人間が消えてしまう上に、特定場所に縛られず移動もするであろう階段」
男「正直こういうのどうやって食べるのか非常に興味があるのだけれども」
男「あなかなしきかな、彼女はお姉さんに連れ去られてどこかに行ってしまっているのだよ」
「いないのか、なるほど」
「では仕方あるまい、とりあえず今日のところは旧校舎の中を通って帰ろうかの」
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