男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
1- 20
292: ◆SetoseN//M[saga ]
2019/02/11(月) 23:43:46.27 ID:wFvRnwZWO
そう言うと旧校舎の屋上に瞬間移動させられ、そのままお化け屋敷のような見た目の建物の外まで歩いたところで

現実の世界に戻されて、家路についている

ルールのおかげだろうけれど、瞬間移動した時にさして驚かなくなってしまっているようだ

たいてい瞬間移動するときは命に関わっている時なのでそんなことで動揺している場合ではないからなのだろうけれど

さて、とりあえずは純粋階段を学校の非常階段のまま移動させなくなった、はずだ

神様に任せてはいるが、そもそもいつの間にかあったことにも気付いていないようなので

その管理能力というか集中力というかには些かの疑問が残るけれど

そもそもに一人でも人間が引っかからない限りは移動しない、と言ったような一度人を被害に遭わせたら

何処かに移動するといった徘徊系の怪談ならば何もしなくてもあのままだったということも考えられるけれど

残念ながらあの話の詳細はわからないのだ

詳細というか、その怪談自体を聞いていないのが問題で

パッと思いつくような妖怪等の正体も浮かばず

話の出処がわからず

ネットで調べても出てこないということは非常に狭い範囲で流行しているか、出来たばかりの怪談だということだ

巫女さんに頼るような話でもまだないのだろうし、僕にとっての話の出処である不可思議屋に相談するしかないだろうが

不可思議屋が本当に出処である、というオチは勘弁願いたいものだ

女を含めて他の人間に話を聞くという行為はイコールで巻き込むというデメリットをはらんでいる

と、なるとやはり不可思議屋に行くしかないのだろう

しかし、超芸術トマソンの定義から考えると、僕の遭遇したあの階段の不可思議は本当に純粋階段だったのだろうか

悩んでいても仕方がない、日が暮れる前に不可思議屋には着くようにしよう


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
406Res/226.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice