男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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212: ◆SetoseN//M[saga ]
2017/05/16(火) 16:16:30.84 ID:YDkHVFDMo
店主「やぁ、悪かったね、遅くなって」

男「いや、時間を指定していないはお互い様だからね」

男「しかし、どこから来たのかな、不可思議屋は見当たらないけれど」

店主「君が空き地を眺めていたおかげで、移動出来なかったのだよ」

店主「しょうがなく、近くを間借りしたけれど」

男「いや、この空き地だって間借りしているのだろう?」

店主「ま、そうなのだけれどもね」

男「というか、見られてる所に移動出来ないのか」

店主「人間による観測状態下にあるものを変動させるというのは結構手間なんだよ」

店主「大体の話だとそういうのって気付いたらとか、ふと振り返るとが多いだろう?」

店主「認識外だったり意識の隙間だったりが良いんだ」

店主「僕らは照れ屋だからね」

男「うん、照れ屋だからじゃないということはわかったよ」

男「人の視線とかそういうのにも力があると言うし似たようなものかな」

男「あぁ、むしろ僕が見ていると中々女の死体が消えないというのに似ているのかな」

店主「そうだろうね、現実を歪める系統のそれは人の意識の集中を嫌う」

店主「そう言えば女ちゃんは連れてきていないのかい?」

男「連れてきた方が良かったかな? 別段何も言われなかったから一人で来てしまったけれど」



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