男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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191: ◆SetoseN//M[saga]
2017/02/03(金) 18:52:58.78 ID:1QAOUG10o
「山の神について、じゃったか?」

男「そうそう、君が山の神ではないということは知っているけど僕らよりは詳しいと思ってね」

「まぁ、そりゃあのう」

男「単刀直入に言うと、いわゆる妖怪とか付喪神、後者はもう名前に神とかがついているわけだけれども」

男「日本においては神と人の境が薄かったと言うけれど、妖怪、不可思議と神の境も薄かったんじゃないかなって」

「事実、神から人になって、まぁ何だかんだあってまた神に戻ってる変なのがここにおるしの」

男「君みたいなのは、むしろ信仰の具現化としての神なわけだし僕とすれば正統派ここに極まれしって感じなんだけどさ」

「んむ、では河童とかは有名か」

男「一番有名な例だろうね、元々は水神でという話はよく耳にする」

男「しかし、これはいわゆる神がより下のランクの存在になる例だろう?」

男「当然その逆も存在するはず、というよりしているよね」

「元々は人で神になったというのもあれば、神に近いものになる妖怪もおるの」

男「狐とかが有名な例だとは思うけれど、それで本題はさ」

男「山の神ってさ、数千年生きてるキノコ、つまり菌類だったりしない?」

「えーっと、その、なんじゃ」

「どうしてそう思った?」

男「菌類は寿命が長いっていう話だか何だかでさ、同じ山の数キロ離れたところで取れた菌糸が同じDNA、つまり同一個体だったという話を前にどこかで聞いてさ」

男「これは菌糸の成長速度からして、年に数十センチから数メートルだから数キロ成長するには最低でも数百年は生きているのではっていうことなんだけれど」

男「1年に1メートル成長する菌だとすると、1000年経てば半径1キロメートルになるわけだ」



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