男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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◆SetoseN//M
[saga]
2017/02/03(金) 18:45:48.53 ID:1QAOUG10o
「いやはや唐突じゃの、来いと言うたのはこっちの方じゃが」
男「色々と気にはなってたんだ、ここしばらくさ、神社には忙しくて来れなかっただけで」
「ふむ、お主らのルールはもう直ったようじゃの」
男「元より壊れては無かったんだけどね、今回は」
男「いや、根本的に壊れたことなんて一度も無かったのか」
男「機械で言うと詰まってしまったとかそういう状態を解消したのだから、直ったでいいのだろうけれど」
「ふむ、しかし女を連れては来ないのじゃな」
男「いつでも一緒にいるわけではないからねぇ、彼女は彼女でやりたいことがあるだろうさ」
男「それに、別に今日は一日ここにいるつもりじゃないからね」
「ずっといてもいいのだが」
男「それじゃあまるで神隠しじゃないか」
「かっかっか、ん、そういえば女の霊の集合体は持ち歩いてはないのか?」
男「耳が早いね、いや、不可思議屋が噛んでいるのだからむしろ僕よりも先に知っていたと考えるべきか」
男「あれを家に置いておくのもどうかと思うし、携帯しようと思ったんだけどうるさいから置いてきたよ」
「いいのか? 護身用くらいには使えるだろうに」
男「いやいや、あの状態の女こそ僕らのルールの外側なのだから、何かの拍子に消えると復活は出来ないからね」
男「それに、うっかり鏡でも割ってしまって効力がなくなってしまうと来年めんどくさいからさ」
「ふむ、それもそうじゃな」
男「それで、質問の件なんだけどさ」
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