男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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126: ◆SetoseN//M[saga]
2016/05/29(日) 10:57:06.39 ID:SsBL5xzGo
男「あー、これ君にも見えるのかな」

同「見えるよ、女ちゃんならね」

同「先に言っておくけどその鏡は普通の鏡じゃないね」

男「僕にだけ見えているわけでもない、そして触れても干渉が出来るわけでもない」

男「異世界の入り口などではなく、なぜか中に女がいる」

男「つまり幽霊が入っているわけだが、封印されているのか何なのか」

男「これ、君的にはどうなの」

同「ボク? んー、別にそれ妖怪とか何かなんじゃないの」

男「つまり、退魔系のアイテムじゃあ無い訳だ」

男「封印されてる説はそれでも無くなった訳ではないけれど」

男「鏡の妖怪なんて言ったら一つだろう」

男「雲外鏡」

店主「流石に簡単過ぎたかな」

男「鏡の中に幽霊が、なんてのはパターンも何も無いだろう?」

男「海外の変なものを持ってこられたら流石にわからなかっただろうけれど」

男「確か雲外鏡は古い鏡に霊力が宿り、化物が棲みついた物の事を言う」

男「その棲みついた化物というのに女を使い、古い鏡ならまぁここにあったよね」

男「反転世界の入り口になった姿見がさ」

店主「そ、雲外鏡の素材はあったというわけさ」

店主「これには女の霊が棲みついている」

店主「そういう風に俺が作った、だからこれからも女は死ねばそこに入るだろう」

店主「つまり来年以降のお盆の心配はしなくていい、はずだ」

男「なるほど、既にいる幽霊はお盆であろうと関係ない、そもそも現世に留まっているのは帰ってくるに該当しないから」



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