男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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◆SetoseN//M
[saga]
2016/04/02(土) 19:49:11.01 ID:0UuJ+YOPo
「そうそう、やたらと早く復活出来たことに関してじゃが」
男「やたら早かったんだ、ここに帰って来たからではなくてってことかい?」
「うむ、本来ならしばらく寝たきりではあっただろうの」
男「そんな無理してたんだ」
「最初から覚悟の上で出て行ったのじゃから、お主は何も思う必要はないがの」
「それでもここから出れるだけマシなのじゃ」
男「ま、そうだろうね、今は人間の体ではないのだから」
「そんな訳で寝込んでいた我を治癒したのが今代の巫女よ」
ク「いや、私は別に」
「謙遜するでない、その力は本物だろうて」
男「そんなこと出来るんだね」
「同じ神統、血筋だからの、同じ力を分け与えただけだから普通の人間の治癒が出来るわけではない」
男「クーちゃんやっぱり現人神としての力、あるんだね」
ク「お察しの通り、あの事件以降ですけれど」
ク「おかげで他の神社にも呼ばれるようにもなって、嬉しいやら今まで呼ばれなかった理由も考えると悲しいやらで」
ク「いいことだと思ってますけどね」
男「ならいいのだけれど」
「そもそもお主がいなければ今ここに我もこの子もいなかったのだ、そう考えすぎるな、何でもお主のせいにするもんではない」
男「そこら辺の折り合いの付け方はこれから考えていけたらなと、最近はそう思っているよ」
「ふむ、まぁいきなりと言うのも考えてみれば無理か、お主は数ヶ月前までは普通の人間だったのだから」
男「今も普通の人間なはずなのだけれども」
男「さて、今日はゆっくり出来ないからそろそろ行くよ」
「うむ、いつでも来るといい、歓迎しよう」
男「女を保護しといてくれてありがとうね」
男「でも、直接教えて欲しかったかなぁ」
「ふむ、そういうものか」
男「今の時代の連絡っていうのは人づてじゃなくていいんだよ」
「そういうものか、覚えておこう」
男「それじゃ、またね」
「うむ」
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