男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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110: ◆SetoseN//M[saga]
2016/04/02(土) 19:52:13.19 ID:0UuJ+YOPo
店主「うむ、お使いご苦労様」

男「ここから神社って結構遠いんだから勘弁して欲しかったよ」

同「まぁ、ボクじゃいけないし」

男「あ、君まだいたんだ」

同「ひどくない?」

男「てっきり帰ってると思っていたよ」

店主「いやいや、うちの玩具で遊んでいたよ、なぁ?」

同「あれを玩具ってねぇ、まぁ遊んでいたけどさぁ」

店主「それで、もらってきたのかい?」

男「あぁ、ほら、カプセルみたいなのに仕舞われてたよ」

店主「また彼女は器用なことをするねぇ」

同「いや、あんただって似たようなことしてるじゃん」

店主「三人のはぐれた女の所在は写真と珠と、それとこの磁石」

男「U字磁石?」

店主「そう、しかし放っているのは磁力ではなく言うならば幽磁力」

男「要は幽霊を引っ張るわけか、確かにその磁石NとSじゃなくてP極とG極?」

店主「ファントム極とゴースト極だな」

男「同じものじゃないか、恐ろしく語呂悪いし」

店主「まぁ近くの幽霊を引っ張り寄せるだけのおもしろアイテムだからな」

男「あぁ、それで女を固定していたのか、そして同はそれで遊んでいたと」

同「いや、ボクは、えーとその別に」

同「ごめんなさい」

男「謝っちゃうんだ」

男「というか、この三人の女、どれも反応ないけど大丈夫なの?」

初「あ、それ私も思ってたんだよね」

店主「君以外が単体になるとほとんど意志がなくなるみたいだね」

店主「だからこそ、俺もあの神様もどっかいかないようにしたわけだ」

店主「さて、これで揃った訳だし、始めようか」

男「何か手伝うことでもあるなら」

店主「俺だけでいい、いや、俺だけがいい」

店主「そこで待っていてくれ、そうは掛からないから」

男「具体的な話はまだ聞いていないけれど、そうしておくよ」

店主「期待していてくれ」



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