男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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107: ◆SetoseN//M[saga]
2016/04/02(土) 19:42:30.71 ID:0UuJ+YOPo
男「そういえば、神様は大丈夫だったかな」

ク「あぁ、この前の件ですね」

男「そうそう、大分弱っていたけれど」

ク「弱ってましたけど、二、三日寝ていたら治ったみたいですよ」

ク「もう元気にしています」

男「そっか、まぁあの神様として正しいことをしたのだから特にひどいことにはならなかったのかな」

ク「正しいこと?」

男「んー、外敵からこの街を守るって感じかな、元々大神と戦った神な訳だしさ」

ク「神様の性質としてってことですか?」

男「そうそう、縁結びの方が実は現人神となった後からついた能力で、そもそもは国津神だったのだから」

男「地方というと語弊があるけれど、この地域を守るという能力があったわけだ」

男「それが今の状態になってしまってからどれだけ残っているかは謎だけれど」

男「まぁ少なくともそれでも昔は大神を撃退したわけだ」

男「今回の相手は大神程ではないのだろうけれど、どちらにせよ神の類だったから」

男「どれだけ無理したのかなと思っていたわけさ」

ク「あの時は刀、持ってきてくれてありがとうございました」

男「いや、置いとくわけにはいかないだろうし、そもそも僕が持ちだしたようなものだからね」

ク「警察に刀が自主的に出てきたと言っても聞いてはもらえませんからね」

ク「でもここが被害届を出さない限り問題にならないのでは?」

男「あれは銃刀法に引っかかるんじゃないかなぁ」

男「国宝級の代物だとは言え、あれ切れるし」

ク「確かに、でも警察にはうちや同ちゃんの家ならそれなりにコネはあるからしばらくすれば釈放されるとは思いますけど」

男「やっぱりそういうのあるんだ」

ク「妖怪、悪霊退治は警察と協力することもありますからね」

男「警察内にそういう組織があるわけではないのかな」

ク「さぁ、そこまでは知りませんけれど」

男「興味深いけど、あんまり首突っ込んでいい話じゃないんだろうなぁ」

ク「そうでしょうね、私も出来る限り避けようとはしているのですが」

男「本職じゃ難しいと」

ク「まぁ、そうなりますね」

男「さて、ここに落ちれば到着だね」

ク「やっぱり慣れていますね、普通の人にはそうそう見つからないはずなのですが」

男「そんなことになってるんだ、いやなってそうだねうん」


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