カレン「アヤヤはガチデース!」 綾「わ、私、一般人だから!」
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43: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/06/12(金) 00:44:01.54 ID:byCYSRS50
綾(それからはもう、一本調子だった)

綾(「ラノベ おすすめ」という感じで検索ワードを打ち込み、情報を漁る)

綾(そして、色々な所で支持されている作品を古本屋とかで集めて、ずっと読み続ける)

綾(それから、ニコ○コの会員登録が済んで……それもまた、私の心を掴んで離さなかった)

綾(……途中で、もしかしたら春休みの宿題が終わらないかも、と危機感を持ったりもした)

綾(まずいと思って、宿題に向き合う。それでも、ガマンできずにラノベやパソコンに向かう……)


綾(そんな生活を続けていたら、気づけば色々な作品を読み終えていた)

綾(「イ○ヤの空」「半○の月」「化○語」……その他、色々)

綾(そうやって読んでいく内に、ふと思った)


綾「……マンガとか、何があるのかしら?」


綾(――そこからは、色々と評判を調べて、集め続けた)

綾(お小遣いという予算を超えそうになって、自己管理をしないといけないと思ったりもした)

綾(そんなことが続いて……ある日、ネットで情報を仕入れている時だった)

綾(私は、いいシナリオを求めて読書をしている自分に気がついていた。だから――)

綾(そういう意味で、出来のいい……別の媒体も、検索に引っかかりしていた)


綾「……アダルトゲーム?」


綾(とはいえ、さすがに私は……そ、そういうゲームをプレイしたりはしなかった)

綾(体験版とかあったものの……ほら。家族と共用だし、なかなか難しくて)

綾(結局、そういうゲーム――シナリオが優れているって評判――のゲームの概要を調べたりしていた)

綾(たとえば、『車○の国』『ク○スチャンネル』『A○R』……その他、色々)

綾(ついさっき、久世橋先生に言った名前も、そういう経験からつい口を突いて出たものだった)

綾(あの様子だと、もしかしたら……久世橋先生は、よく知っていたのかもしれない)


綾(こんなことを続けている内に、気づけば……私は)

綾(それまでからは想像がつかないくらい、色々な作品のことを知ってしまっていた)

綾(よく分からなかったラノベ、興味すら持たなかったマンガ、存在すら知らなかったアダルトゲーム……)

綾(……でも。さすがに、私にも予想外だった)



――綾ちゃん。金髪少女が出てくる作品って、ご存じありませんか?――



綾(……その時、しのの本意が何だったのかは、よく分かっていない)

綾(時々、驚くくらい勘の鋭いしのだから……もしかしたら、私の「嗜好」に気づいていたのかもしれない)

綾(ともあれ、私は……例の乙女ゲームを貸した)

綾(さすがに、アダルトゲームには手を出しにくかったけど……乙女ゲームは、女性の私には敷居が低いように感じたから)

綾「そして結局……しのは、アリスに心配されちゃうくらいに、ハマってしまっていた)


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