カレン「アヤヤはガチデース!」 綾「わ、私、一般人だから!」
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44: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/06/12(金) 00:44:51.06 ID:byCYSRS50



――綾を守ってあげたくなっちゃったから――



綾(よくわからないまま、陽子まで……しのと同じように染まってしまったみたいで)

綾(私は、つい照れくさくなる……いや。というより、どうすればいいか分からなくなる)

綾(だって……ま、守りたいなんて言われて、私と同じ趣味を持ちたいなんて迫られるなんて……)


綾「――そもそも」

綾(どうして、陽子は……そういう趣味に興味を持ったのかしら?)

綾(そういえば、その辺りをまだ聞けてないような……)



――その頃・猪熊家



陽子「……」

陽子(――なんだか)

陽子(今になって……綾に言った言葉が引っかかってきた)

陽子(私、ホントに……アニメに興味を持とうとしているのかな?)


美月「……あ、陽子お姉ちゃん」

空太「今日、ぼくたちにアニメのこと教えてくれたヤツが……」

美月「ぶるーれい? っていうの、貸してくれたの」

陽子「……ブルーレイ?」

空太「うん。えっと……」

美月「映画で、『エ○ァンゲリオン』、えっと……その後、何か漢字で……」

陽子「どれどれ……『序』かな?」

空太「あっ。そう、それ」

陽子(……さすがに、聞いたことくらいはあるな)

空太「なんだろうね、これ?」

美月「うーん……わからない」

陽子(……この辺り、さすがにジェネレーションギャップ? とかいうのを感じるかも)


陽子(――どうしよう? この二人と一緒に、これを観て……いいのかな?)

陽子(なんだか、もう……戻ってこれないかもって、どっかで)

美月「陽子お姉ちゃん、どうしたの?」

空太「陽子お姉ちゃん、アニメに興味あるんじゃなかったっけ?」

空太「一緒に観ない?」

陽子「……あ、ああ」

陽子「そうしよっか……うん」

陽子(どこかで――『これは、二人を喜ばせるためなんだ』と言い聞かせる声がする)

陽子(……でも、もしかしたら。ホントは、もう――)


空太「あ。始まった」

美月「……わっ。キレイな絵」

陽子(――どこかで、こうなりなかったのかもって)


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