提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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304: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2016/07/31(日) 22:54:40.68 ID:uwv4RRxW0
――観艦式――

雷「漣、素敵じゃない!」

漣「いいっしょ、いいっしょ? ふっふーん。もっと見てもいいよ!」

暁「これで漣も立派なレディーね」

漣「まぁちょっと本気は、凄いでしょ、ね?」

直前の準備で盛り上がる駆逐隊。

すでに那珂は準備を終え、長門と共に静かに待機している。

島風「やっちゃったのは仕方ないよ。後で一緒に謝りに行こうよ」

潮「そうだね、島風ちゃん」

響「潮、胸につける飾りは合ってる? 漣のより小さくないかな」

潮「小さくないよ、同じ大きさですっ」

響「わかってて言った。謝りに行く時は私も一緒に行こう」

潮「うん。まずはしっかり歓迎してきます」

誰からも咎められなかったが、当然自身らの振る舞いを反省している。

まずは精一杯の歓迎を見せよう。

隼鷹「祥鳳さんから見て、ここに来た深海棲艦はどうだった」

祥鳳「驚きの一言です。同じ言葉を使って意思疎通が叶うなんて。入渠してもらっている間に日向さんが合流して盛り上がっていました」

隼鷹「そっか」

祥鳳「他の方たちも同じですよね。なんと言うか余裕を持って、いうなれば敵地に入ってくるなんて」

隼鷹「なんで余裕なんだと思う?」

祥鳳「それは、戦闘をしに来たわけではないからでは?」

隼鷹「あの頭数で私達全部を殲滅する自信があるから」

祥鳳「それ本当ですか」

隼鷹「大きくは外れていないね。不意打ちを仕掛けた阿武隈さんより港湾棲姫の方が早かったんだよ」

祥鳳「何とまぁ。住民の安全は守り切れるでしょうか」

隼鷹「こればかりはなんとも」

那珂「もー、ふたりして何の作戦を立ててるのかな☆ 観艦式の旗艦は那珂ちゃんなんだからね!」

隼鷹「あっと、ごめんごめん。柄にもなく緊張しちゃってさ」

祥鳳「すみません、どうしても不安で」

那珂「大丈夫だよ☆ 王様もお姫様も、那珂ちゃんはファンに対してさいっこうの演技でみーんな魅了しちゃうから! キャハ☆」

祥鳳「那珂さん、流石です」

隼鷹「そうだよな。全員那珂ちゃんのファンなんだから、心配なんてすることなかったよ」

この軽巡洋艦は本当に強い。

練度という裏付けもあるが、それ以上に心に芯が通っていた。

那珂「それに、今日は大事な日なんだから。スマイル〜☆」

いつの間にか近くまで来ていた長門も漣も潮も皆笑顔を見せていた。

隼鷹「スマイル〜」

祥鳳「す、スマイル」

準備は整った。

大元帥到着まであと僅か。

住民はすでに待っている。深海棲艦も特別席で待機済みだ。

いざ観艦式へ。




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