提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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◆zqJl2dhSHw
[sage saga]
2016/04/26(火) 21:28:11.19 ID:gXSTJlEZ0
――加賀・龍驤――
龍驤「ほんまに完全勝利狙いでいくん?」
加賀「はい。後先を考えずに全力で行ける機会なんてそうはありませんから」
龍驤「けど負けるかもしれんで? 消極的やけど、長門を削り取るように攻め立てたら確実に勝てるんやで?」
加賀「それでもです。あの人は1人で背負いすぎるきらいがありますから。それは美しいことかも知れませんが、必ずしも正しいとは言えません」
龍驤「そうかもなぁ。けど、あはは。最近の加賀は面倒見がええのが素直に出ててええなぁ」
加賀は顔をそらす。
加賀「まぁ、陸奥さんが着任していないこの鎮守府なので。あの人に言うのは私の役目でしょう」
龍驤「うんうん。よっしゃ! ほんじゃま開幕に全力かけてな。索敵はウチがやるよ」
背後に龍驤の甲板である『航空式鬼神召喚方陣龍驤大符改弐』が展開される。
龍驤「艦載機のみんな! お仕事、お仕事!」
二式艦上偵察機を都合18機発艦させた。
同時に眼に光を灯し、艦載機との同期を開始した。
加賀「……相も変わらず。そればかりは真似られません」
龍驤「適材適所やな。キミ等がここの花形やからしっかり攻撃頼むで」
加賀「宜候(よーそろー)」
龍驤「……長門みっけ! 零観がこっちに向かっとるわ」
やりますね。では、皆さん。行きましょう」
肚に息を落とし込み胴を造る。番えた艦載機は彗星と九七式艦攻、どちらも限界練度と評された熟練妖精が乗り込んでいた。
龍驤もそれに合わせて発艦準備を完了させる。その式符は零式艦戦62型、通称『爆戦』だった。
龍驤「ほいじゃ、妖精さん達。たのんだで」
熟練員「承知」
新米員「自分頑張るっす!」
加賀「第一次攻撃隊、発艦します」
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