提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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244: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2016/04/10(日) 23:13:27.02 ID:fna7Hy4H0

――試着――

比叡「これなんてどうですか!」

龍驤「ええなぁ。ビーズレースを非対称に流すとこがええでぇ。けど、比叡ならこっちもええんとちゃう?」

比叡「おぉ! モザイク模様に刺繍を入れていますね。こうなったらもっと攻めて行きましょう!」

龍驤「ほっほー、ならこれや! 絶対、比叡に似合うでー」

比叡「ひえ〜っ! ビスチェドレスじゃないですか!? さっすがですねぇ!」

龍驤「やろやろ! ウチやとフルフラット過ぎて着られんけど、比叡やったらぴったりや!」

比叡「では、このドレスです! 妖精さん、試着お願いしますね!」

工廠妖精が集まってくる。

比叡の艤装を御召艦仕様に換装するため手際よく動いた。

比叡「どうですか、龍驤さん!」

龍驤「おぉ〜! めっちゃ綺麗や」

比叡「当然です!」

普段控えめな比叡にしては、非常に勝ち気な回答だった。

比叡「私は金剛型戦艦2番艦の比叡です! 金剛お姉様譲りの装備と大和さんのために用意した艦橋。今の私に恥じる所など1つもありません! それはあの2人を恥じるのも同義ですから」

龍驤「かっこえぇ。ウチもこんな風に言えるようにならんとな」

比叡「そうですよ。せっかくの機会なので龍驤さんも試着してみましょう。どれにしますか?」

龍驤「ええんかな、ウチも着てみてえんかな」

比叡「もちろんです!」

龍驤「え〜と、これがええな」

比叡「おぉ〜! アンピールラインのドレスですね」

龍驤「ウチ、ちょっち背が低いからこれがええ気がすんのやけど、どうやろ?」

比叡「似合いますよ絶対! 妖精さん、こっちもお願いします!」

工廠妖精により、龍驤はシルクのドレスに身を包む。

龍驤「……ええなぁ。これ着たいなぁ」

鏡に映る艦娘に正直な心情を述べた。

比叡「いいですね!」

龍驤が姿見を注視している間に、比叡は工廠妖精達に目配せのみで指示を出す。

正確な採寸と並行して、次々に装飾を取り替え記録する。

比叡「青葉さん!」

青葉「あいあい! 龍驤さん、これ持ってください」

青葉は白を基調としたブーケを手渡す。

続いて青葉の搭乗員が各々の役割を果たす。

ある妖精は龍驤に化粧を。

ある妖精はブルースクリーンを展開。

ある妖精はレフ板を。




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