提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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205: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2016/01/10(日) 22:34:21.42 ID:Vl0atwsQ0

加賀「……あ」

瑞鶴が艦載機の回収に向かった後に、突然鳳翔が加賀の方を向いた。

この距離で気づかれると思っていなかった加賀は狼狽するがすぐに姿勢を正す。

鳳翔が何かを話しかけてきたが、音が聞こえる距離ではなく唇を読み取った。

『稽古の続きをしてあげてくださいね』

慌てて礼をし、射撃訓練場に向かう。

何も考えずに見ていたわけではない、より良い指導方法を考えながら見ていた。

鳳翔は何度も瑞鶴を褒めていた。

つまりそういうことだ。

褒めてやることでやる気が出る、やる気が出れば見える景色も変わってくる。

赤城『やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。ふふっ、受け売りですけどね』

彼女は常日頃そう言っていた。

赤城は加賀が尊敬する一航戦の1人だ。そんな彼女の方針を加賀なりに真似て見たりもする。

昨日の稽古では五航戦の2人を褒めたばかりだった。

加賀『優秀な子達です! あなた達はよくやっている!』

確かこの様な言葉を掛けたはずだった

加賀「私にもできました」

わずかながら達成感が顔にでてしまうが、すぐに元の表情に戻し射撃訓練場に向かって走る。

足の遅い加賀にとって過度な速度だったが気にせず走り続けた。

道場には大事な後輩が待っている。



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