とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
1- 20
84: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/06/01(月) 00:15:43.90 ID:aLofG+8n0

フラン「……本当、めんどくさいわね」



兎にも角にも、来訪者を確かめなければなるまい。
別に任されたわけではないのだが、現状に於いてはフランドールが実質この館の留守番をしているのである。
正直に言うとこんな役目は御免なのだが、やらなければやらないで後々良くないことが起こる可能性も否定できない。


例えば、本当に来訪者が姉の仕事仲間だった場合。
フランドールが狸寝入りを決め込んでいたことが彼等を通じて姉の耳に入ってしまうかもしれない。
その結果、謹慎の期間がさらに延長されることになってしまう……かもしれない。そんな事は真っ平御免だ。


ただでさえ心の余裕がない状況で降りかかってきた、面倒極まりない仕事。
これで何度目になるかもわからない溜息を付きながら、フランドールは玄関先へと足を向けた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
859Res/553.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice