とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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796: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/01/16(月) 00:34:34.24 ID:B0pI08Tp0

吸血鬼を殺すとされる異能『吸血殺し』。
『竜の子の刻印』によって生み出された人造吸血鬼。
この二つが関わり合った時、一体何が起きるのか?


『吸血殺し』は人造吸血鬼にも正常に機能するのか?
それとも人造吸血鬼は所詮まがい物でしかなく、『吸血殺し』は不発に終わるのか?
はたまた、自分達の予想を外れるような不可思議な現象が生じるのか?


これは正しく、魔術界の歴史に残る実験と言えるかもしれない。
もしも『吸血殺し』が発動するならば、それは吸血鬼がこの世に実在することの証明に他ならないからだ。
外部の魔術師に情報が漏れでもしたら、界隈が瞬く間に混乱に陥ることになるのは必定である。
吸血鬼を抹消しようとする者と、吸血鬼をその手に掴もうとする者。
魔術界を二分に分ける戦争が勃発することになるだろう。


それを考えると、レミリア達が学園都市に居ることは非常に幸運である。
この街は魔術から最もかけ離れた場所。前統轄理事長が管理していた昔であれば、そうとは言い切れなかったのだが、
今では魔術を欠片も感じさせることのない、純粋な科学の街である。
魔術と科学の間に交わされた不可侵条約の下、魔術師は許可を得ずにこの街に侵入することは出来ない。
学園都市の上層部にしても、内部にいる魔術師である対して一定の監視を行っているだろうが、
実際に何をやっているのかを正しく理解できる者は少ないだろうし、ましてやその情報を外部の魔術師に横流しするはずもない。
従って、この場所では外部に対する吸血鬼に関する情報漏洩を心配する必要は無いのだ。




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