とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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797: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2017/01/16(月) 00:35:30.79 ID:B0pI08Tp0

パチュリー「……胃が痛くなってきたわ」



だが、今パチュリーが気にかけていることはそんなことではない。
そんな魔術界の常識を覆すような実験を、『とりあえずやってみようぜ』というコンビニに行くような感覚で行おうとしている事実。
そして自分自身が、その実験の渦中にいつの間にか位置してしまっているということに辟易しているのである。


確かに彼女は科学に対して偏見を持たない、魔術師の中では変人と評される人間だが、
だからといって常識を一切合切かなぐり捨てているというわけではない。
『常識に囚われない』ことと『非常識である』ことは全く別なのだ。
この異常事態に対し、『はいそうですか』と首肯するのは魔術師としての矜持が許さないのである。



パチュリー「まさか、こんな事でこの案件に関わったことに後悔する羽目になることは思わなかったわ」

土御門「気持ちはわかるぜい。 だが、こればっかりは諦めてもらうしかないですたい」

パチュリー「そんなことは判ってるわよ……それにしても、やっぱり貴方は平気そうね?」

土御門「カミやんがぶっ飛んだ行動するのはいつものことだからにゃー」

土御門「それなりに付き合いも長いし、もう慣れたというか、慣れなきゃやってられないというか……」

パチュリー「ご愁傷様、とだけ言っておくわ」

土御門「そこは、『私が支えてあげる』って言ってくれてもいいんだぜい?」



そんな巫山戯た事を口走る土御門を余所に、パチュリーは視線を当麻の方へと戻した。
するとそこには五体投地で土下座している上条当麻と、それを無表情で見下ろす姫神秋沙の姿。
先ほどの話を鑑みるに、彼は無断で行動を起こしたことについて姫神に謝罪している真っ最中なのだろう。
一見大人しそうな彼女が男一人を土下座させるとは。意外と強気な部分もあるようだ。
これは少しばかり、認識を改めた方が良さそうだ。これから協力し合う相手なのだから、
相手の性格というものを正しく知っておくに越したことはないとパチュリーは考える。


――――実際の所その思考は、こんな状況でコントのようなことをしている二人に対しての、
ある種の現実逃避じみた行動であるのだが、そのことに彼女が気づくことはなかった。




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