とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
1- 20
784: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/12/05(月) 00:37:26.63 ID:FyUFA4MH0

上条「えっと、まず、状況の把握からだな……レミリアとフランが幽閉されようとしている理由は3つある」

パチュリー「えぇ、自らを吸血鬼に変貌させる刻印を所持していること、その刻印に関する知識を知っていること、
そして彼女自身が半ば吸血鬼化していること」

パチュリー「この内のどれか1つでも可能性がある時点でアウト。 幽閉は避けられないわ」

土御門「最悪の場合、刻印の知識を知るために拷問コースまで行っちまう可能性もあるけどな」

土御門「ただそれをやっちまうと、力を手に入れる代わりに特大の爆弾を抱えることにもなるから無いと思うぜい」



吸血鬼を抱えることは、確かに自陣の戦力を飛躍的に高めることが出来る。
たった数人いるだけでも、魔術サイドのパワーバランスをちゃぶ台返しの如くひっくり返すことも可能だろう。
しかも聖人と違って、時間をかければ量産も出来てしまうのだ。これほどにまで魅力的な術式は存在しない。
その存在を知った魔術師ならば、ありとあらゆる手段を用いてそれを手にしようと躍起となるに違いない。


だが十字教の一角であるイギリス清教にとって、吸血鬼の存在は唾棄しなければならないものだ。
『魔術師』としてではなく、『十字教の信徒』として。神に呪言を吐き付ける存在である吸血鬼は、
神を心の底から信奉する者達にとって不倶戴天の怨敵と言えるだろう。
故に吸血鬼をその身に受け入れることは、猛毒を自ら摂取するようなもの。
魔術師の坩堝と評することが出来る『必要悪の教会』であっても、それを看過することはあり得ない。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
859Res/553.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice