とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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778: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/12/05(月) 00:26:33.47 ID:FyUFA4MH0

「終わったか?」



湿った空気の中を、男の声が通り過ぎる。
当麻がここに来る途中で一旦別れ、別行動をとっていた土御門元春が戻ってきたのだ。
彼はこの場の雰囲気に似合わない、いつも通りのにやけ顔を浮かべながらそこに立っていた。
ただサングラスに隠されて見えないその瞳には、表情とは裏腹の真剣な感情が宿っているように思われた。



上条「土御門!?」

土御門「どうやら、問題無く事は済ませられたらしいな。 ここに来るまでの間、気が気じゃなかったんだぜい?」

パチュリー「随分と遅い到着ね。 こっちは怪物相手に立ち回ってたのに、随分と余裕そうじゃない?」

土御門「いや〜実はヘマをやらかしたせいで、こう見えても全身が痛くて結構辛いんですたい」

土御門「本当ならさっさ切り上げてお休みしたい気分なんだにゃー」

上条「土御門! お前、動いて大丈夫なのかよ!?」

土御門「その心配は御無用だぜい、カミやん? 『冥土返し』謹製の塗り薬のおかげで、表面上の傷は完治してるにゃー」

土御門「ま、流石に内臓までは無理だけどな。 今でも口の中が血の味しかしないぜい」

パチュリー「ふぅん……貴方とあろう者が、そんな大怪我を負うなんてね。 油断でもしたのかしら?」

土御門「油断というか、予想外のことだがな。 まぁそんな訳だから、遅れたことについては勘弁してほしいですたい」




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